死にたくない男の子
捉え方
身内の不幸が続いている女性のお客様。
すると、6歳の息子さんが
「僕、死にたくない」
と言うようになり保育園にも行きたがらないようになった。
来院時に女性と一緒に来ていたので、女性の施術後に
ぱ「どうして死にたくないの?」
と聞くと
お「なにもないのが嫌だ」
という
(たしかに“死へのイメージ”で身体が無意識的に緊張している)
ぱ「なにもないって誰かが言ってたの?」
と聞くと
お「おじいちゃんがそう言ってた」
どうやら亡くなったおじいちゃんがそう言っていたらしい。
ぱ「じゃあなにがあったら良い感じがする?」
と聞くと
お「お父さんと一緒なら良い!」
という。
ぱ「お父さんと一緒だと良いの?」
と聞くと
お「う~ん……」
という男の子。
お「次に生まれたら47歳で生まれたい!」
これにはお母さんも私もびっくり。
という。
ぱ「どうして47歳がいいの?」
と聞くと
お「お父さんと友達になれるから!」
とニコニコ笑顔で男の子はいう。
ぱ「そっか、じゃあお父さんとお友達になりたいんだね」
と聞くと
「うん!」
とても良い返事がかえってきた。
すると、先ほどまでにあった男の子からの“死のイメージによる無意識的な緊張がなくなった”のでした。
我々でも“死”はわからない。子どもにとってはもっとわからないものでしょう。
否定も肯定もせずに、話しをきいていくと本人だけの抽象度が高まります。
否定も肯定も必要ありません。そして明確な答えも必要ありません。
ただ質問を繰り返して、本人の無意識の風通しを良くするだけです。
男の子は笑顔で“ばいばい!!”と笑顔で手を振って帰っていきました。
保育園に行けると良いですね。
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お知らせ&一言
死を理解する必要はない
ただそこにあるだけ
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