治ったら困る

2020.03.25 カテゴリ：(4)心と身体の繋がり

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治ったら困る

腰痛・首・肩の緊張でお悩みの男性です。

昨年末から、月2～3回ほどのペースで来院されています。

仕事や人間関係でストレスがあるため、カラダとメンタル面の両方を調整しています。

今回、無意識の反応からでてきたワードは・・・

・不調が治ったら困る

この反応じたいは珍しくもないのですが・・・。

こういった反応がでたとき、私は一瞬かたまります(笑)

(どうやって伝えよう・・・)

(言わないほうが良いかな・・・)

(えっ、無意識からの反応を間違えたのかな)

・・・とかとか(￣∇￣)

ですが、今回はお互いの信頼関係がある方だったので

どうしてそういった反応がでたのか、丁寧にお伝えしました。

男性｢えっ、嘘でしょ？！！｣

と驚き笑っていましたが、変わらず無意識からの反応はでている(笑)

再びなぜそういった反応がでるのかを、丁寧にお話をしてその気持ちのまま整えました。

すると・・・

腰の痛みと股関節を動かしたときの痛みが“スッ”となくなってしまった。

人間とは面白いもので、不調が治ると困ることがあるようです。

こういったことを｢疾病利得｣といいます。

不調にメリットがあるということですね。

本人はそうは思っていないですよ。

だって不調があったら困るじゃないですか。

痛いし、辛いし、さまざまなことに支障がでるから。

・・・ですが、無意識はそうは思っていないことがあります。

・不調があると仕事や家事を休める

・不調があるとそれを盾に行動しなくていい

・不調があると人に優しくされる

・不調があるからそれを言い訳にすることができる

・不調があると好きなことに集中ができる

｢不調があることによるメリット｣というものがあります。

なかなか治療を受けても治らない。ぶり返す。

そういったときは、そんな可能性もあるのかもしれませんね。

ちなみにこういった気持ちに良いとか悪いとかはないです。

誰にだってそういった気持ちがありますよね。

｢脳・神経系｣がたまたま誤作動を起こして、不調に繋がっているだけなので

誤作動を整えると、不調に繋がらない健康なパターンに切り替えることができます。

何度もぶり返してしまう方、心当たりのある方はお気軽にご相談ください。