歯医者で宿題を出された女性
心の緊張
歯医者で宿題を出された70代の女性。
ここに来院されている女性のお母様で、一緒に来院されました。
お悩みは、歯、腰、足、膝、手の震え、肩こり、眼精疲労。
2週間ほどまえから、歯が浮いたような違和感があり、歯医者へ行ったところ
「虫歯じゃないですね。ストレスが溜まってはいませんか?
全身の緊張からきているので、どこかマッサージへ行かれたりリラックスしてきてください。次回までの宿題です。」
と言われたそうなのだ。
そこで、娘である女性のお客様が“それだったらまずはここよね”とご紹介してくださったのでした。
歯医者さん、すごいですね。
そういった風に、伝えてくれる歯医者さんはあまり聞かないので驚きました。
しかし、この女性の緊張はマッサージではおそらくとれない。
なぜなら、緊張の原因は“心の緊張”だから。
そこで、女性とお話しをしているとわかったことが複数。
女性は、白黒思考(0or100思考)であるということ。
思いついたらすぐに実行しないと気がすまないこと。
人も自分も許せないということ。
やるのもやらないのもストレスということ。
ご主人との関係性で不満が溜まっていること。
いやぁ、それは「脳・神経系」も緊張して不調もでやすいというもの。
ということで、今回は“どうしてそのような状態になっているのか”を詳しくお話しさせていただきました。
私たちは生まれたときは、まっさらな状態です。
そこから、両親の教育、周囲の大人達や友達や学校生活といった環境のなかで
信念(観念)
が出来上がります。
これは、「~すべき」「〇〇は〇〇であって当然」であるといった心の枠組です。
例としては
・男性は~女性は〇〇であるべき
・大人、子どもとは〇〇であるべき
・マスクは絶対につけるべき
・ワクチンは絶対に打つべき
・母親は~父親は~〇〇であるべき
・社会人は〇〇であるべき
といった強い気持ちのことですね。
この気持ちが良くも悪くも、私たちの行動や考えに影響を与えています。
うまく働けばとても頼もしいのですが、あまりにガチガチすぎると息苦しさや生き辛さの原因になります。
さきほどの例でいうと
・軟弱な男や、女性らしくない女性
・大人らしくない大人、子どもらしくない子ども
・マスクをつけていない、ワクチンを打っていない
・自身の理想の母親像、父親像ではない
・自身の理想の上司や部下ではない、動かない
みたいな感じですかね。
ここで、イラッとくる方と“ふ~ん”とか“わたしのことだー!!w”と感じる方にわかれます。
イラッとくる方は、ひょっとしたらそういった枠組があるのかもしれません。
ご自身の枠組から外れている人をみて「~べき」といった気持ちが反応しているからです。
こういった、心の枠組が多いと「脳・神経系」が緊張して身体に様々な不調がでやすくなります。
多様性の時代になってきています。
自分にも他人にも寛容的にありたいですね。
女性のお客様は、笑顔で帰っていかれました。
心の緊張は体の緊張です。
心当たりのある方、お気軽にご相談ください。
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黒崎駅から車で5分。岡田神宮、JCHO九州病院が近くにあります。
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