2019.05.15
カテゴリ:読書系:書籍紹介 感想
副交感神経を活かして不調を治す!➂
副交感神経を活かして不調を治す!交感神経と副交感神経のバランスを上手にとる方法 伊藤 剛 著 交感神経については「副交感神経を活かして不調を治す!交感神経と副交感神経のバランスを上手にとる方法」を。 副交感神経については「副交感神経を活かして不調を治す!交感神経と副交感神経のバランスを上手にとる方法➁」こちらを。 今回もシェアをしたいと思います。本当にわかりやすい本なのでオススメです。自律神経失調症の原因は脳にあった
自律神経コントロールに重要な視床下部
自律神経をコントロールしている中枢は、脳の下のほうにある「視床下部」というところです。
この視床下部はホルモンなどの内分泌に対しても重要なはたらきをする部位であり、空腹や満腹などの
摂取の中枢、水を飲みたくなる飲水の中枢、体温調節や熱を作る命令を出す産熱中枢、覚醒中枢、睡眠中枢、
性欲中枢、体内リズムを作る体内時計中枢など、さまざまな中枢のあるコントロールセンターとして重要な場所なのです。
さらに攻撃や防御に関係する情動行動を起こす部位でもあり、ホメオスターシスを維持する上でも、視床下部は非常に重要な場所となっています。
この視床下部をさらに統合して影響を及ぼす中枢があります。それは脳の中心を囲むようにある大脳辺縁系、帯状回、連合やとよばれる部分です。
これらの中枢は内臓からの情報や痛みなどの侵害刺激の情報を受け取り、交感神経や副交感神経に直接的あるいは間接的に指令を出し、
自律神経の反応やバランスを調整している場所なのです。
大脳辺縁系は感情や欲求などにも関係のある中枢であるところから、ストレスなどと関わりの深い中枢としても重要です。
また、自律神経失調症といわれる症状は、実は自律神経自体の失調ではなく、自律神経を制御している脳のコントロール機能が
うまくはたらかなくなったために起こっているのです。
自律神経失調症の原因は脳にあった←ここ重要です。
「大脳辺縁系は感情や欲求などにも関係のある中枢であるところから、ストレスなどと関わりの深い中枢としても重要です。
また、自律神経失調症といわれる症状は、実は自律神経自体の失調ではなく、自律神経を制御している脳のコントロール機能が
うまくはたらかなくなったために起こっているのです。」
自律神経を制御している脳のコントロール機能がうまく働かなくなっている。
いつも私が言っているのはこのことです。
「脳・神経系」の誤作動→筋肉・内臓・免疫といったバランスの乱れ→コリ・痛み・しびれ→症状
といった流れがあります。肩こり・頭痛がある・腰が痛くなるということは、
その前からある誤作動やナニカがあるということです。
脳のコントロール機能が元通りに動きだせば、身体はどんどん楽になっていきます。
そのための「脳・神経系」の誤作動の調整です。
自律神経失調症でお悩みの方、お気軽にご相談ください。
次回も自律神経のことをシェアしたいと思います。
ぱちぱちカイロプラクティックは、八幡西区黒崎にある【心と身体を整えることが得意な自律神経専門カイロプラクティック整体院】です。黒崎駅から車で5分。岡田球場、JCHO九州病院のすぐ近くです。
お問い合わせ先はこちら:ぱちぱちカイロプラクティック